妊娠は扁桃炎になりやすいと言われている

妊婦は扁桃炎になりやすいと言われていますが、その理由について知っておきましょう。
妊娠すると女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が増加し、ホルモンバランスが変化するため、免疫力が低下してしまいます。
それによってウイルスや細菌への感染率が高くなりますし、扁桃炎のリスクも高まります。
妊娠初期の頃は特に注意が必要ですが、普段から生理周期が不定期な人などは妊娠自体に気付かないこともあるため、風邪をひかないように注意しましょう。

ちょっと風邪をひいた程度だと考えて放置した場合、免疫力の低下から扁桃炎を引き起こすこともあります。
また、市販薬を飲んでしまうといったこともあるため、妊娠の可能性がある女性は十分な注意が必要です。

赤ちゃんが成長すると妊婦の体はより多くの血液が必要となります。
血液量が増えることで心臓の働きも大きくなりますし、呼吸量も増えていくということです。
それによって酸素を取り込む量や回数も増えるため、その分体内にウイルスが侵入しやすくなります。
妊娠中はもともと免疫力が低下していますし、呼吸器の働きが活発になるため、さらに扁桃炎になりやすいと言われています。

妊娠すると免疫力が低下するのはホルモンバランスが変化するためです。
赤ちゃんは両親の遺伝子を半分ずつ受け継いでいますが、父親の遺伝子を半分持つ赤ちゃんは妊婦の体にとっては異物として扱われてしまいます。
そこで脳が指令を出してエストロゲンを多く分泌させるということです。
エストロゲンには免疫機能の働きを抑えるという作用があるため、赤ちゃんを攻撃できないようになります。

妊娠中に扁桃腺炎になってしまった場合、市販薬は服用せずに病院を受診しましょう。
薬によっては筋収縮を起こす作用があり、切迫早産になってしまうこともあるので自己判断は危険です。
風邪に似ているので耳鼻科に行こうと考える人もいるかもしれませんが、妊娠している場合は産婦人科に行くのがおすすめです。
産婦人科で適切なアドバイスを受けるようにしましょう。

妊娠が扁桃炎を防ぐためには

妊娠中に風邪を引いても軽い風邪なら問題ありません。
免疫力は低下していますが、軽い症状なら少しずつ良くなるでしょう。
しかし、扁桃炎のように高熱が出てしまうと大変です。
高熱が出ると羊水の温度も上昇するため、赤ちゃんにとって成長しにくい環境になってしまうこともあります。
お腹の中の環境が不安定になった場合、子宮に急な筋収縮が起こり、流産や切迫早産になりやすいということです。

扁桃炎を防ぐにはどうしたら良いのかということですが、まずは妊娠中は免疫力が低下しているということを前提に生活しましょう。
普段より風邪を引きやすいと考えていれば予防しようという意識も高まります。
扁桃炎の予防で最も大切なのは生活リズムを整えるということです。
食事と睡眠、運動といった習慣をバランスよく取り入れることにより、生活リズムを整えることができるでしょう。

妊娠中の栄養は赤ちゃんにとって非常に重要であり、栄養バランスの取れた食事を摂ることがポイントです。
特に妊婦に必要とされるのは、鉄分や、葉酸、カルシウム、たんぱく質といった栄養素です。
妊娠中は十分な睡眠を取ることも重要です。
ただ長く眠れば良いというわけではなく、適切な睡眠時間で質の良い眠りを取るようにしましょう。
妊娠中期には出産に向けて軽い運動を行うことも大切です。
もちろん激しい運動は避けますが、ウォーキングなどはできるだけ毎日行うのがおすすめです。

妊娠中に危険なウイルスを除去したいという場合、手洗いとうがいをしっかり行うこともポイントです。
トイレの後もしっかり手洗いを行い、衛生面のケアを徹底しましょう。
動物や土などは妊婦が触れるとウイルスに感染する危険性が高いため、衛生面には気をつけて生活を送ることが大切です。

ストレスは万病の元と言われており、ストレスが溜まると免疫力が低下することが分かっています。
妊娠中はストレスを感じやすいですが、上手く発散していきましょう。
趣味の時間を作ることや運動をするといった方法が効果的です。