扁桃を摘出するメリットとデメリット

喉が腫れてしまう症状が出る扁桃炎は子供はもちろん大人にもよくある病気です。
人によっては年に何度も再発することがあり、痛みを伴ったり重症になってしまう人もあるでしょう。
痛みのために味覚が鈍くなることもあるので、早めに改善できればと薬などを使っていろいろな方法を試している人が多くいます。
扁桃は手術で取り除くことができ、一昔前は手術している人が多くいました。

近年むやみに除去することはないので手術数としては減少傾向にありますが、不快な症状がなくなるので除去している人もいるでしょう。
手術することによっていくつかメリットがあり、例えば再発を繰り返すような扁桃炎やその他の部位にも悪い影響を及ぼすような場合は手術を受けると症状を改善することが可能です。
特に炎症が強い人は手術をすすめられることが多いでしょう。

例えば1年間に必ず3回以上扁桃炎になったり、扁桃にある細菌から扁桃炎以外の疾患になる人も手術をすすめられることがあります。
細菌によって扁桃から離れている部位に病気が起こることがあり、これを扁桃病巣感染症と呼んでいます。

よくある病気として皮膚に起きる病気である掌蹠膿疱症や尋常性乾癬などです。
腎臓に起きる病気や骨や関節などに起こる病気もあるので注意が必要です。
扁桃が肥大すると呼吸や食事などが困難になることもあり、眠っている際に呼吸が止まるといった睡眠時無呼吸症候群になる人もいるでしょう。
口蓋扁桃はもちろん周囲において炎症が起きた状態を扁桃周囲炎と言い、この炎症が続いて膿が扁桃や周囲に溜まる状態を扁桃周囲膿瘍と呼ばれています。
膿が溜まると手術することになりますが、もしこの膿が首や胸などに流れてしまうと生命に関わる危険な状態になるかもしれません。

膿をとるのに注射で吸引したり、切開し取り出した後で扁桃を取り除く流れになります。
症状が酷い場合が除去した方が良いですが、それほど症状が酷くないなら除去してしまうといくつかデメリットもあるので医師と相談することをおすすめします。

しばらく食事することができません

扁桃が炎症するなど悪化する場合は手術することによって改善されるなどのメリットがいくつかあります。
手術方法として、口蓋扁桃摘出術と呼ばれている手術を行います。
喉の奥の左右にあるふくらみを除去するのですが、正確に口蓋扁桃という部位に関して取り除くことが可能です。
主に耳鼻咽喉科で施術を受けることができ、手術することができる年齢として4~5歳以上になるでしょう。

もし睡眠時無呼吸症候群などの症状がある場合、さらに低年齢でも手術することがあります。
入院する期間は病院や症状などによってやや異なりますが、一般的に数日~10日ぐらいです。
尚、手術した後しばらく口から食事をとることができないので、医師とスケジュールに関してよく相談しておくことをおすすめします。

多くの場合退院するまでに痛みがとれるようになるので、通常の食事を行うことができるようになるでしょう。
生活するにおいて特に問題もありません。
但し、人によっては出血したり喉の違和感などを感じることがあります。
味覚障害や声の変化が生じるケースもありますが、しばらくすると元の状態に戻ることが多いです。
食事ができなくなるなどのデメリットがあるので、手術する前に医師と手術内容はスケジュール、アフターケアなどに関して相談し、納得してから施術を受けると安心です。

口蓋扁桃摘出術は一昔前は積極的に行われていた時期がありましたが、現在手術件数はかなり減少しています。
扁桃にはいくつか役割があると明確になったので、無理に手術することはなくなりました。
症状が悪化した場合手術が必要になるので、医師と相談し時期をみて手術してみると良いでしょう。
扁桃は細菌が身体に入り病気を起こすことを予防する免疫を司る器官になります。
できるだけ取り除かない方が良いですが4~5歳以上の場合は手術を受けても大丈夫で、手術しない場合と比較すると免疫力の差はそれほどありません。
手術することになったとしても心配する必要はないでしょう。